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上手なポージングのために その四 〜インプレッション・シルエット〜

ボディビルは「筋肉をつけること」ですが、コンテストは「筋肉を見せること」です。
ボディビルコンテストでは、選手がどちらを念頭にトレーニングしてきたかで評価が変わります。

目次

より良いポージングにするためにはどうすればいいのでしょうか。

全身の筋肉をくまなく収縮させることでしょうか、それとも、得意な部位をアピールすることでしょうか。

どちらも違います。自分の体を見続けている選手はややもすれば、得意な部位を過大評価し、また、自分の筋肉に不安を感じ、よく見せようと、とにかく筋肉に力を入れて、ガチガチのポージングになりがちです。

良いポージングは、一部の筋肉の見せ方や、カットやキレなどの筋肉の細部では決まりません。

細かな部分ではなく、全体で決まると言っていいでしょう。

インプレッション

自身の筋肉については、細部まで良く知っていると思います。

しかし、客観的にはどうでしょうか。

例えば、自分では、上腕二頭筋の左右の力こぶのピークの差を知っていても、他の人はどれだけその事実に気付くでしょう。

よく見れば分かると思いますが、ステージ上で、僅かな審査の時間内に気付くことは難しいでしょう。

そのような事実よりも、かえって、その事実に怯える雰囲気に気が付きます。上腕二頭筋をもっと収縮させようと、腕を曲げ過ぎていたり、肘が上がり過ぎていたりするからです。

細かな事に気を回せば回すほどに、ポーズはぎこちなくなっていきます。

逆に、多少の弱点はあっても、堂々とポーズをすれば、それだけで審査員に良い印象を与えることでしょう。

シルエット

自信を持って堂々とポーズを取ることは重要ですが、それだけでは良いポージングはできません。

良いポーズはシルエットが良くなければいけません。

シルエットとは輪郭のことです。

ボディビルダー達は往々にして、筋肉の大きさやカット、ディフィニションに意識を向けがちですが、ポーズとは型ですから、綺麗な型でなければ、良いポーズと言えないでしょう。

ある部屋のインテリアに、一つ一つの家具や小物は素晴らしいものを買っても、組み合わせや配置を誤れば、ひどい部屋になると同じことなのです。素晴らしいポーズは素晴らしい筋肉を持っているからできるのではなく、素晴らしいポーズだから優れているのです。

残念ながら、有名なボディビルダーの中にも、ポージングが下手な選手は多くいます。

おそらくは、大会の直前以外はポージングの練習をしないか、筋肉さえ大きければポージングなんて関係ないと思っているのかもしれません。

確かに、ポージングが下手でも、それを凌駕する筋肉があれば、大会では勝てるかもしれません。

しかし、人が感動し、憧れを抱くようなボディビルダーになるのは難しいでしょう。

一に練習、二に練習

良いポーズは理論や理屈だけでは出来ません。

どのようなスポーツでもそうであるように、数多くの練習が必要です。

鏡を見ながら、日々練習を積み重ねれば、次第にポーズは洗練されていきます。

下手なポーズは、重心や、バランス、全体性がイマイチです。

始めのうちは気づきにくいでしょうが、日々ポージングを練習していくと、だんだんとポーズの良し悪しがわかっていきます。

そして、悪い点に気が付いたら改善していけばいいのです。

もし、どこか悪いか気が付かなくても、練習は裏切りません。

練習を積むことで、無駄な動きが減り、スムーズなポーズになります。

それだけでも練習の甲斐があるでしょう。

ポージングを練習していない選手は一目瞭然です。

無駄な動きが多く、アンバランスで、よく息が切れて、汗だくだったりします。

終わりに

ボディビルは言葉の通り解釈すれば、体を作ることですが、コンテストは「ボディ・ビルディング」よりは「ボディ・ショーイング」の方が実際に合っています。

「体を作る」ではなく「体を見せる」ということを念頭に練習することが、ボディビルコンテストで評価を得るためのコツです。

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