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画像は、公式の規定ポーズとはやや違います。オールドファッションなフランク・ゼーンのダブル・バイセップスです。
フランク・ゼーンのダブル・バイセップスは最も自然で、きれいなダブル・バイセップスだと思います。このポーズができれば、当然規定のダブル・バイセップスもとれますから、このポーズを基本で覚えておくといいでしょう。
画像では、重心は片脚に乗っていますが、両の脚でまっすぐ立つのが規定です。ただし、まっすぐ立つと、力強い印象を与える一方で、強張ったポーズにも見えます。片脚に重心を乗せることで、流れがあり、柔らかく、優雅な印象を与えます。上手なポージングのために その一 〜立ち方(脚)〜
肩はいからない
腕を上に挙げると、どうしても肩甲骨が上がってしまいます(挙上)ので、意識的に肩甲骨を下げる(下制)ようにします。肩甲骨が上がったまま、いかり気味の肩では不自然で、緊張の印象を与えます。また、肩がいかっていると、広背筋の広がりがなくなってしまいます。画像1

上腕の曲げる角度に決まりはありませんが、45度くらいにします。上腕をあまり曲げないと、上腕二頭筋が良く見えませんし、ポーズのまとまりを欠きます。腕をめいいっぱい曲げても上腕二頭筋はよく見えませんし、窮屈な印象さえ与えます。

肩は下げる
広背筋の広がりがよく見えるように、肩甲骨は下制したまま、外転位に保ちましょう。

仰け反らない
体を大きく見せるために体を仰け反ってはいけません。悠然としていることが体を大きく見せます。仰け反らずに、背骨は自然のS字ラインを保つように注意しましょう。

上腕筋の太さが足りないと思われる場合、肘をやや前方に(肩関節を前方に屈曲)出して、正面から見たときに、上腕骨の長さが短く見えるようにしましょう。
上腕筋の太さ(縦の長さ)は変わらなくても、上腕骨(横の長さ)が短くなれば、腕は太く見えます。
バリエーション
広背筋の広がりは無いけれど、腹筋に自信がある場合、ウエストを細くするために、お腹をへこませるのはやめて、腹筋を緊張させて、腹筋の印象で広背筋の広がりの無さをカバーしましょう。
上半身よりも下半身が発達している場合、下半身の印象で上半身がより発達が劣っているように見えます。上半身とのバランスをとるために、どちらかの脚を一方の前に出す、または、一方に体重を乗せて、太さの印象を減らし、カットを際立たせましょう。
